Cocina española 2.1
しかしよく降りますねぇ
まぁ夏に水が不足することを思えば
梅雨なんだし降っておいてくれたらいいんですけどね
季節は季節らしくあるのが
一番自然でいいですよね
さっきたまたまネットを見ていて
http://www.jin.ne.jp/las/
こちらの「シェフの独り言」というのを見つけたんですが
17年もスペイン料理に携わってる
ボクらの大先輩が、
最近のモダン・スパニッシュの流れや
スペイン・バルブームという
ボクらスペイン料理の料理人にはちょっと迷惑なものを
非常に憂いているのが分かって
「あーボクも頑張らないとイケナイなー」と
ちょっと使命感みたいなものを感じてしまいました
これはボクの勝手な見解ですが
スペイン料理というのは
今、第3世代が来ていると思うんですよね
第1世代は、日本に住むスペイン人が
スペインの伝統的な味そのままを作っていた世代
第2世代は、それを学んだ日本人が
日本人の舌に合わせて作った和製スペイン料理とも言える味
これの代表格が「パエリア」と呼ばれる
黄色いパサパサの米にカピカピの魚介が乗っている
やたら高いだけのお米料理
でも今、ボクがスペインにいた頃に知り合った
若い世代の料理人たちがどんどん帰国していて
自分のお店をオープンさせています
彼らはスペインでスペイン料理を学んだ日本人たち
これはじつに革命的なことですよね
ボクは日本でスペイン料理を勉強していて
留学でそれを粉々に打ち砕かれた料理人なので
彼らとはまた違った比較文化的な料理を作れるし
それがエルボガの意義だと思っているのですが
これはつまり第2世代と、第3世代の過渡期かな
と思っています
いうなれば
Cocina española 2.1
どうせなら2.9まで極めたいですが・・
エルボガの屋号についている
cocina española y más
スペイン料理ともうちょっと先
にはそんな気持ちを込めてあるんです
じつは・・