本当に良い店
バルセロナにミゲルというおじさんがやっているバルがある
カタルーニャ人だからミケルでしょ?
と思ったけど、どうやらそういう世代らしい
ミゲルの店は中央郵便局の裏手
バルセロナのゴシック地区の入りくんだ小道にあって
一見通りがかると外からはタダのよくある古いバル
お腹がすいたからレストランでランチでも
と思ってお店を探していたので
普通はスルーしてしまうタイプのお店
でも窓のスキマからちらっと見えたショーケースに
しっかり料理が入っているのが見えて
「ん?食べれるぞ」と思って飛び込む
結果大正解!
聞くとランチはないという、大変だから(笑)
でも小さなメニューにはカタルーニャの伝統料理がしっかり
手作りのモルシージャや豆の煮込みなんかが
これまたまさにカタルーニャという味付けで出される
素朴、でも人の手の温もりがある料理
カウンターには常連がおつまみをつまみながら
ミゲルのお気に入りの美味しいハウスワインをのむ
一人でミゲルが料理をしているあいだ
帰りたくなったら「置いておくよー」といって
お金をカウンターにおいて帰る
ミゲルも「おー!じゃね」くらい
喧噪のバルセロナとは思えないのんきな光景
あー、これが本当に良い店だ・・・