Gastrobar ガストロバル

「ここ最近スペイン料理のお店って増えたよね」と

いろんな場所でよく言われます
たぶんグルメサイトなんかでスペイン料理店を調べたら
京都でも40軒以上のお店が出てくると思いますし
大阪でも100軒以上、東京だともっとですかね?
そしてその大半が「スペインバル」という
ジャンルになるようです
でもそもそも「スペインバル」ってなんなんでしょうか?
もう2年くらい前になるんですが
プレス関係のお仕事の方がお店に来られたことがあって
「この店は美味しい、けどスペインバルにしたら高い」
「レストランならレストラン、バルならバルではっきりしたほうがいいよ」
と言われたことがありました
その時にボクは「なんで?」と心底途方にくれたんですよね(笑)
エルボガの料理は
スペインの「バル」と呼ばれるジャンルのお店で出される
「タパス」をレストランの品質で出すことを目標にしています
素材も贅沢なものではないですが
ごく当たり前のちゃんとしたものを使うように心がけています
なので確かにそんなに安くはならないかもしれないです
でも「スペイン」の「バル」
だから安くないといけないっていわれて本当に悲しかった(笑)
しばらくちょっと立ち直れなかったですね・・・
ボクはスペイン料理を愛してるし
スペインで知り合ったレストランの若いシェフ達の情熱を
エルボガの一つ一つのお料理に込めたいと思っています
だから「美味しい」ことをまず大切にしたい
彼らに恥ずかしくなく「スペイン料理だ」と言えるものを
作り続けたいと毎日思っています
そんなことでグルグルとしている時に
スペインの料理学校で同級生だったセルヒオが
「オレの働いている店はガストロバルっていうんだよ」
「いまスペインではガストロバルが沢山できてるんだ」
と教えてくれたんですよね
「レストランのクオリティの料理を出すバル」
それがガストロバル・・美食バル!
・・・やはり答えはスペインにありました
そしてボクは2010年からお店のジャンルをきかれたら
「ガストロバルです」というようにしました
まだ日本ではどこにもないジャンルのお店(笑)
日本で頑張って「美味しいスペイン料理」を作ってるバルのみなさん
「スペインバル」はもうやめましょう(笑)
エルボガバンテは美味しいを大切にしたい
「ガストロバル」です!
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