「モダン」で「パーソナル」

みなさまこんにちわ
以前お知らせしましたとおり
月曜日にボクはお店のお休みをいただいて
函館で開催されました
「スペイン料理フォーラム2014」に
出席してきました!

スペイン料理に携わる人が沢山集まり
それはとても良い出会いの場となりました
本当に行ってヨカッタと思っています

そこで報告もかねまして
学会を通じてボクの思ったことを

少し書こうと思います

学会は3部構成だったので
こちらもできれば3部構成にしたいと思いますが
それで書ききれるのか・・(笑)

とりあえず今日は第1部として
「フェラン・アドリア」について・・

実際のフォーラムの題目は違いましたが
結局内容はなんだったか?と訊かれれば

「エル・ブジのフェラン・アドリアに始まった
世界の料理のムーブメントはいったい何を残したのか?」
ということに尽きたんじゃないかと思います

壇上には彼の功績を支持する人、そうでもない人
いろいろいらっしゃいましたが

ボクが思うにフェラン・アドリアは
大きく言って2つのことをしたと思うんですよね

1つめは
沢山の新しい調理技術を開発した

2つめは
料理をグローバル化した

1つめに関しては
誰しもが異論のないところだと思いますが
ボクから見て彼は「偉大な発明家だった」ということです
彼は数多くの新しい調理法を生み出し、特許を取り、公表し、器具を販売した

いまや彼の生み出したエスプーマは
どの料理の分野でも利用されてますし
スターバ◯クスでも使われてますよね

で、2つめはどういうことか?

それはつまり
彼は料理をより「個人的な」ものにした人だということです

グローバル化と個人的は全然違うんじゃないか?
と言われそうですが
それはつまり彼は自分の料理を
「国籍」や「伝統」から解き放ったということです

それはそれまで古いレシピに縛られた

頑なな職人の仕事だった料理を
アーティスティックな要素をもった(より自由な表現をもった)
エンターテインメントにすることで
彼はスターシェフになったし
「スペイン料理」の地位は随分押し上げられたとも思います

なので簡単にまとめると
フェラン・アドリアの料理というのは
(スペイン人が生み出した最新調理技術で)
(スペイン人であるフェラン・アドリアの)
「現代的で個人的な料理」
なのではないでしょうか?

現にその後スペインの高級料理界は
スターシェフを多く輩出し

その多くのレストランでは
「ん?どこがスペイン料理なの?」と
思うようなものが出てきます

それはそうですよね
「現代的で個人的な料理」なんですから(笑)

仮にこれを「モダン」で「パーソナル」な
料理だとして・・・

次回につづく・・

仕事行ってきます!!(笑)
Continuará

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