スペイン料理 その3

タコのガリシア風の思わぬ落とし穴
それは・・・

日本のタコがメッチャ堅いんです(笑)

スペイン現地のレシピ通りで作ると
どうしても堅い・・・

現地レシピ的には45分から
1時間くらい茹でるのが一般的ですけど
その時点では罰ゲームみたいな堅さ(笑)
かといって長く煮て柔らかくすると
味が抜けてしまう・・

写真はまさに本場ガリシアで食べた
Pulpo a feira 「祭りダコ」ですが
見ての通りしっかり茹で上がっているのに

食感は柔らかくてゼラチン質がトロッとしてます

うー・・

まぁ実際こういうことはホントによくあって
ニンニクも人参もトマトもパプリカも茄子も豆も・・
いろんな素材が日本で手に入るものと
いちいち違うんですよね・・・

で、そしてそこが翻訳者の腕の見せどころなんですよね
日本語にはない単語をどう日本語にするか?

そこがボクはメッチャ楽しいんです♪

結局のところ
エルボガのタコのガリシア風は

やっぱりオリジナルとはちょっと違います

でもそれは諦めたからではないです

こっちのほうが美味しいから(笑)

ただ、やっぱりお客さんに説明する時

「本場のタコのガリシア風とはちょっと違いますよ」
って必ず言います
それは「スペイン料理」を名乗ることへの
ボクなりのけじめです

ボクは「ナポリタンスパゲッティ」は

キライじゃないですけど
自分では作りたくない

んで結局言いたいことはなんやねん?

ってことになりますが
ボクの「スペイン料理」について今思うことは
次回に・・・
つづく
Continuará
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