Mariaje マリアへ

皆さんはスペインワインに使われるブドウって

何種類くらいあるかご存知ですか?
有名なところではTempranillo テンプラニージョとか
Garnacha ガルナッチャ、白ならAlbariño アルバリーニョとかMacabeo マカベオ
などが挙げられるかと思いますが
実はボクも知りません(笑)
というのもスペインでは年々
他国原産のブドウの作付け面積が増えていて
原産地呼称統制D.O.(ワインの生産地表示の基準)にも
他国原産の品種が認められている産地も増えているので
「スペインワインに使われる」という意味では
もうかなり沢山の種類のブドウがスペインで使われていることになるんですね
ただそんなグローバル化の風潮の中でも
スペインの固有品種にこだわって
その個性を生かし、高い技術で素晴らしいワインを作り続けている
ボク好みの頑固な醸造家も沢山いらっしゃいます(笑)
このあいだの出来事・・・
いつも来て下さるご夫婦のお客様を見送りに
お店の外にでると三条の西の果て
西洞院の交差点あたりをテクテクと歩いてくる人影が・・・
まさか!と思いましたがそこには
ボクが今一番会いたかったスペイン人醸造家が!!(笑)
じつはエルボガのワインリストは(小さなものですが)
その1/4くらいを彼のワインに占められていて(笑)
「スペインの固有のブドウや産地のバリエーションをできるだけ広く
そしてシンプルに美味しいものを」
というエルボガのワインリストのテーマに合った
とても共感できる素敵なワインを作り続けている人なのです
彼とは3年前くらいに少しだけ会ったことがあったんですが
お店に来てもらってゆっくり話すのは初めてだったので
ホントに嬉しくてニヤニヤしてしまいました(笑)
素朴な風貌に、揺るがない信念を感じさせる繊細で静かな眼差し
スペインの大自然と、土と常に仕事をしている分厚い手
そしてなにより若くして世界から高い評価を受けているのにかかわらず
「スペインに来たらワイン畑見て、それからオススメのレストランでメシ喰おうぜ」
みたいな気さくさが印象的なナイスな人でした
ボクもいつか彼のワインのように
とても実直な、そして美味しい料理を作れるようになって
そうして尊敬し合う友達として一緒に呑みたいものです
同じ時代に生まれたクリエーターとして
ポンヤリ憧れている場合ではない!!(笑)
この素敵な機会を与えて下さったことに
感謝しつつ、もっとスペイン料理を、食文化を
そしてスペイン語も(笑)勉強しなくてはと
気持新たな11月のある日でした
エルボガに来られたら
是非彼のワインとボクの料理を一緒に楽しんでみて下さい!
当人は男同士なのでマリアージュはちょっとご勘弁ですが(笑)
¡ Hasta luego !
CASUAL WINES & DAILY TAPAS VINOVINO